よく手紙やメールなどで「ご自愛ください」という、
言葉を使うことがありますよね。
この言葉はわりと丁寧な言い方をする際に、
便利な言葉というか、使い勝手が良いものですよね。
ただ、よく使われてるから自分も使っているけど、
そもそも正確にはどんな意味なのか知らないことも
多いのではないかなと思います。
まあ、言葉のニュアンスで把握してる感じですかね。
そういったこともあり実際に目上の人には使うと、
失礼になるのではないかと思っている人も多いようです。
あとは実際にどう活用するのが正しいのかどうかがわからずに、
なんとなくニュアンスで使ってみたり、そもそも使わないなどもありますね。
そうなるとどうやって活用するのかの文例だったり、
返事や返信などの書き方なんかも気になるところですね。
そこで今回は「ご自愛ください」の正しい意味と使い方や、
文例や返事・返信の書き方などをご紹介します。
ご自愛くださいの本来の意味とは?
まず大前提としてご自愛くださいの意味って、
正確にはどんなものなのか知らないと活用できません。
言葉のニュアンスからすると、「自分を愛してください」だから、
「自分の身体を大切にしてください」って意味ですね。
簡単に言えば「健康でお元気でいてください」とか、
「あまり無理しないでくださいね」とかでも使いますね。
こういった意味合いもあるので、
使い勝手の良い言葉でもあります。
さらに男女問わず使える上に、丁寧な言葉でもあるので、
手紙やメールなどで使う機会は社会人になれば多くなりますね。
ご自愛くださいの使い方!
ご自愛くださいの使い方として気になるのが、
目上の人に対して使ってもいいのかですね。
そもそもなぜ、目上の人に対して使うのは失礼という認識が、
一部であるのかというは気になるところですよね。
それは言葉のニュアンスとして、
上から目線な気がするからみたいですね。
しかし、ご自愛くださいは「自分の身体を大切にしてください」なので、
むしろ目上の人に対して使う丁寧な言葉です。
普通に使っても大丈夫なので安心してください。
いちおう正しい使い方としては「ご自愛くださいませ」なので、
そちらを使うとより丁寧な言葉になりますね。
ご自愛くださいの文例!
ここでは実際にどういう時に使えばいいのかを、
文例を上げながらご紹介していきます。
文例1「寒中見舞い」
「寒中お見舞い申し上げます。
暖冬とはいえ、急に冷え出した今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか。
くれぐれもご自愛ください」
文例2「暑中見舞い」
「暑中お見舞い申し上げます。
厳しい暑さの毎日ですが、
いかがお過ごしでしょうか。
まだまだ暑さは続きそうですが、
くれぐれもご自愛くださいませ」
文例3「季節の変わり目&どんな場面でも」
「季節の変わり目ですが、ご自愛くださいませ」
※注意点
基本的には上記のように様々な場面で活用できますが、
いくつか注意しなければいけない点があります。
その1「体調を悪くしている人には使わない」
これは「ご自愛ください」の意味が体調を気遣うものであり、
風邪などすでに体調を崩している人には使えません。
その際は早く治るように別の言葉を使いましょう。
「一日も早い回復を心からお祈り申し上げております。」
などを送るといいと思います。
その2「お身体をご自愛くださいは間違い」
これはよく間違える人が多いので注意が必要です。
「自愛」には自分の身体という意味がありますから、
言葉が重複してしまうんですよね。
日本語って意外とこういう部分は難しいですよね。
重複する言葉は意外と使ってしまいますが、
間違えないに越したことはないですので。
返事・返信の書き方!
ここまでは意味や使い方についてご紹介しましたが、
ここでは実際に手紙やメールが送られてきた際の
返事や返信の書き方についてです。
【書き方の例】
「お気遣い頂き、誠にありがとうございます。
○○さんもどうぞお体にはお気をつけくださいませ。」
こういった文面が一般的ですね。
「ご自愛ください」に対しては
「相手の気遣いへの感謝の気持ち+自分側も相手の体調を気遣う文面」
このパターンで返事や返信をすれば問題ないですので、
あとは自分なりの言葉を使って書けば大丈夫です。
まとめ
ここまでご自愛くださいの意味や正しい使い方から
文例や返事の書き方についてご紹介しました。
ぜひ、参考にして頂けたら幸いです。