溶連菌感染症は基本的には子供がかかりやすい病気であり、
のどに感染する細菌になり、喉が痛くなりますね。
また喉に感染すると、咽頭炎や扁桃炎、
また小さく紅い発疹を伴う猩紅熱などを起こします。
ただ、この溶連菌感染症は大人がかかることもあります。
しかも、大人がかかった場合は症状が変わってくるので、
ただの風邪だと思って放置してしまうこともあります。
他にもこの感染症は潜伏期間も多少あるので、
自己判断で風邪かなと思ってしまうこともあります。
特に妊婦の方は注意が必要な病気でもあります。
そこで今回は溶連菌感染症の大人がかかった際に
特徴のある3つの症状と原因などをご紹介します。
また潜伏期間や治療法など総合的にお届けします。
溶連菌感染症とは?
まず溶連菌感染症とはいったいどんな病気なのか。
名前自体はあまり聞かない病気なので、
実際にどんな症状が出たりするのか気になるところです。
まずは詳細などが以下の動画であるのでご覧ください。
溶連菌とは細菌の一種であり、
のどに感染して炎症を起こします。
特徴として子供や幼児にかかりやすい病気ですが、
大人にも感染する可能性があります。
子供にかかってから大人に感染するというケースがあり、
特に妊婦の方は注意が必要になるそうです。
また溶連菌感染症には菌による感染で起こる症状と、
溶連菌が出す毒素による症状の2パターンがあります。
まず感染症の症状として主なものは、
扁桃腺炎、急性咽頭炎の2つですね。
扁桃腺炎
扁桃腺炎は細菌もしくはウイルスが原因であり、
扁桃に炎症が起きてしまうものです。
扁桃が腫れて喉が激しく痛みます。
また38度~40度の高熱が出たり、
全身だるくなったり、寒気がすることもあります。
急性咽頭炎
急性咽頭炎は喉が激しく痛くなり、
咽頭がかなり腫れてしまいます。
また溶連菌による急性咽頭炎は
全身の発疹なども見られます。
他にも頭痛や倦怠感など感じることもあります。
イチゴ舌や猩紅熱
他にも特徴的な症状として口蓋垂に出血性の斑点が出たり、
舌が赤くなって腫れる「イチゴ舌」と呼ばれる症状もあります。
また溶連菌が出す毒素によって、
免疫性のアレルギー疾患である、
猩紅熱にかかる可能性もあります。
猩紅熱は高熱が出たり、
激しい喉の痛みが出たりします。
溶連菌感染症の大人の症状や潜伏期間は?
溶連菌感染症は子供にかかりやすい病気ではありますが、
大人も普通にかかる病気でもあります。
原因としては子供がかかった後に、
親にうつるというケースが多いようです。
ただ、大人の場合は免疫力が高いこともあり、
感染症にかかった際の症状が変わってきます。
ここまで上げたような症状などは出にくく、
一般的な風邪と似たような症状が出るそうです。
主な症状としては、
・頭痛
・微熱
・咳
・喉の痛み
このようにほとんど風邪と変わらないですよね。
ただ、風邪なら自然治癒していきますが、溶連菌感染症の場合は
ちゃんと病院に行って治さないと治癒が遅くなったり、
リウマチ熱や急性糸球体腎炎など合併症を起こすこともあります。
この病気には潜伏期間があり、実際に感染してから
だいたい2~4日で症状がでます。
そのため子供が感染した後にしばらくしてから、
大人が風邪のような症状が出たら注意が必要です。
特に妊婦さんは注意が必要になりますね。
溶連菌感染症の予防は?
溶連菌感染症を予防するにはどうすればいいのか。
喉に付着する細菌ということで、
マスク、うがい、手洗いは基本ですね。
これだけで未然に防ぐこともできますし、
毎日することでかなりの予防になります。
また飛沫感染ということもあり、
マスクは特に重要ですね。
ちなみにマスクは安いものだと菌を通してしまうので、
立体マスクやサージカルマスクのものが良いですね。
普通のガーゼのマスクだとすき間が多いので、
不織布を使ったものがいいですね。
対処法や治療法はどうなの?
溶連菌感染症は風邪とは違ってちゃんと治療しないと、
自然治癒はしないと言われています。
大人の場合は軽度なら自然治癒することもあると言われていますが、
どちらにしても重くなると合併症も起こすこともある病気です。
病院に行くと抗生物質の処方となり、
完治するには7日~10日ぐらいかかるそうです。
また症状自体は2~3日で良くなってくるそうですが、
そこで完治したと思い込まずに、病院で完治したと言われれるまでは
抗生物質を服用するようにしましょう。
1.鼻づまりを解消する8つの方法とツボ!眠れないときや頭痛にも効く!
2.喉の痛みを治す5つの対処法!唾を飲むと痛いときの3つの秘策も!
まとめ
ここまで溶連菌感染症の大人の3つの症状と原因や
潜伏期間から治療法まで総合的にご紹介しました。
ここまでに書いたことはあくまでも参考であって、
おかしいなと感じたらお医者さんに診てもらいましょう。